【TV視てますか?】テレビ朝日・木曜夜9時の刑事もの「BORDER」は怖がり屋にはNGだろうが、ファンタスティックだ。なにしろ主演の小栗旬ふんする刑事には“幽霊”が見えるのだ。
毎回、冒頭は殺人事件の現場。急行した捜査一課班長の遠藤憲一、刑事の青木崇高と小栗旬が、黒のスーツにネクタイをビシッときめ、両手に白い手袋をはめて、遺体の横に立っている。
このショットを見るたびにオヤジ、映画館で本編が始まる直前に必ず上映されるキャンペーンCM「NO MORE 映画泥棒」を思い出してしまうのだけど(黒いスーツに白手袋、頭がビデオカメラの若者たちが一糸乱れずにブレイクダンスを踊る例のやつ!)、いま気がついた。「NO MORE 映画泥棒」と「BORDER」って、字面も似てる?
それはともかく、小栗旬はかつて頭部に浴びた弾丸が脳内に残っており、その後遺症(?)で死者の霊が見え、霊と会話もできる。
だから毎回、遺体のそばに「映画泥棒」たちが立ち、近くにもう一体、ほやほやの“幽霊”がたたずんでいる。その存在に気付いた小栗旬が他の者にさとられないよう、離れた場所に行き、“幽霊”に事情聴取する。
「私は自殺ではありません。誰かに突き落とされたのです。犯人を捕まえてください」とか。
幽霊から聴いた捜査のヒントを青木崇高に話し、「どうして分かるんだ」と問われる小栗、「勘さ」とごまかす。
けれど、特別検視官の波瑠は小栗の哀しい特殊能力(?)にどうやら気づき始めたようだ(とオヤジは思っている)。
ほかに情報屋の古田新太、便利屋の滝藤賢一、ハッカーのサイモン(浜野謙太)とガーファンクル(野間口徹)といった「あまちゃん」っぽい面々も出ているが、オヤジはカッコいい小栗君と波瑠を見たさに、“幽霊”には目をつむっている。 (新橋のネクタイ巻き)