ダンス＆ボーカルグループ、ＥＸＩＬＥに密着したドキュメンタリーがＮＨＫで７月２１日に放送されることが１８日、分かった。「ＥＸＩＬＥ～夢を追い続ける者たちの真実・５００日密着ドキュメント～」（後１０・０）で、一昨年のＮＨＫ紅白歌合戦から新メンバーが加入した今年４月までを追った。リーダーのＨＩＲＯ（４５）は「僕たちの全てが表現されている」と力を込めた。

　進化し続けるグループ、ＥＸＩＬＥの知られざる素顔が、ドキュメンタリーで赤裸々に明かされる。

　「メンバーが思いをさらけ出している。僕たちの存在の意味や、今の僕たちのすべてが表現されています」。サンケイスポーツの取材に応じたＨＩＲＯが力強く語った。

　ＮＨＫ側がエンターテインメントに対するＥＸＩＬＥの貪欲な姿勢に関心を持ち、番組制作が実現。カメラは２０１２年の紅白歌合戦から、５人の新メンバーが加入し１９人体制として第４章が始まった今年４月２７日までの約５００日間に完全密着した。

　紅白や新メンバーオーディションの舞台裏、新年の決起集会、想像を絶するハードトレーニングなど、彼らの“生き方”が収められており、ＨＩＲＯが「（内容が）ハード過ぎて大丈夫かな」と苦笑するほどの熱いシーンが満載だ。さらに、「活字という形ではなく、言葉で確実に伝えたかった」と、ＨＩＲＯがパフォーマー勇退への胸中を吐露しているシーンは必見だ。

　ＨＩＲＯとともに取材に応じたＡＫＩＲＡ（３２）は、「ＨＩＲＯさんの勇退までの道のりや、メンバー一人一人の気持ちの変化が見どころ。良いも悪いも包み隠さず見せています」と語り、飾りっ気のないＥＸＩＬＥが映っていることを約束した。

　日本屈指のエンターテインメント集団の真実が、７３分間という放送時間に凝縮されている。